わがままでゴメン。でもすきなんだよぉ…
「南くん!!!」



「テメェ…」



ドゴォ____!!!




ものすごい音が教室内に響く。




視線を落とすとそこには、うずくまった小掘先輩がいた。





「テメェ…二度と美希にささわんじゃねぇよ!!!!」




南くんは小掘先輩の胸倉を掴んで怒鳴った。





「さわんなって…好きな女一人守れない奴に言われたくないけどね。」




不敵な笑みを浮かべる小堀先輩。





ますます南くんの機嫌は悪くなった。



「テンメェ…!!」


ゴッ___!!!!




南くんのこぶしが小堀先輩の頬を殴った。






「さっさとこっから出てけ!!!」



怒り狂った南くんの顔を見るのは初めてだった。


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