『最後にあなたを好きになってよかった』


彼の彼女だろうか?桜という女性が彼の前に立塞がる



『これ、どかんか・・・・・・・・どきなさい』

神は彼女を宥めながら言う



『嫌です!!せっかく翔と・・・私は死んでからずーーっと・・翔を待ってたのに・・・やっと一緒になれたのに・・・絶対どきません』



彼女の目は本気だ



そこに彼の両親も加わり神の前に土下座し懇願する




『お願いします。我々家族は、この三人しかいないのです。お願いです翔を、息子を連れて行かないで下さい!』



『お願いします!!』




『お願いします!!』



彼も彼女も神の前に土下座する





『困ったのー、体が空くことは絶対あってはならんのだよ。んんーー、どうしたものか・・』



神も困り果てている・・・・・・・



そりゃー、困るだろうな、泣きながら土下座されてはな・・・・




おやっ??




なぜこっちをチラチラみてるんだい??神様??




『えーーー、君は・・・おっ、そうじゃ、二ノ宮大輔じゃの、うーーーん・・君もまた・・・・可哀想な経歴じゃのーー』





そうだよ、俺は本当に一人だよ

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