『最後にあなたを好きになってよかった』
【3】憤り
はあぁーー、やっと、走り終わったよ・・・・3周
マジで暑い
とりあえず教室戻って着替えよう。
教室に戻り着替え、ドカッと椅子に座る。
『翔、今日暇?』
ああ、輝明だったよな?こいつがこう言う時は、ほとんど合コンだったな
『いいや、忙しい』
『嘘つくなよ、暇なんだろ?合コン行こうぜ!メンバー一人足りねーんだよ』
はーー、マジでうるせー。
てかこいつ翔の親友だったよな、こんなんが親友なのか?!
悪りーけど俺には合わねー
『だから、忙しいし、合コンなんて行かねー』
『お前まだ桜のこと・・・・あれからもう1年はたってるぜ、早く次の恋探そうぜ』
あーー、桜って翔をかばってたやつか・・・俺には関係ないけど・・・でもその桜のおかげでこのルックスなのに女は誰も声かけねーんだな。
たぶん、この輝明も俺が桜を忘れられないと思ってるな
でもちょうどいい、俺が愛してるのはめぐみだけだから・・・・・
『もういいから、ほっとけよ』
まったく、このまま恋だの愛だのしなけりゃ、俺はめぐみに会えるんだよ