『最後にあなたを好きになってよかった』


へー、まだ家庭教師と続いてんだ、付き合うまでは、振られたらどうしようとか泣いてたくせに




『それにしても、カッコいいですね///かなりモテるんじゃない?』




おいおい、彼氏はどうしたんだよ?!ってか教え子に頬赤くなられても困るんだけど




『いいえ、全然』



『ほんとですかぁ??あっ、自己紹介まだでしたね、私、藤堂愛美といいます』



うん、知ってるよ

『あーー、俺は・・・・・に・・』


ヤバイ・・・また名前間違えそうになった


『・・・・梶原 翔  高校2年』


『えっ?じゃー、一個下?!見えなーい』


ふー、なんとか誤魔化せた



『うん、藤堂さんはじゃー、3年?』




『うん、そうだよー』




『へー、どう?高校は?楽しい?』


すると藤堂の顔が一変する・・・・なんだか悲しそうだ




『翔君に言っていいのか悪いのかわからないけど、かなり荒れてる私らのクラス』



は???なんで??!!




俺の葬儀の時には、俺も隅っこの方で参列してて、皆泣いてくれてた。



俺も悲しかったけど、あのクラスが荒れるなんて・・・・・


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