『最後にあなたを好きになってよかった』
HRが始まったのだろう・・・・・・俺は便所を静かに出た
今回はいきなり普通の俺バージョンだ。
扉を開ける
『オッス!!卒業おめどとう!!皆よく頑張ったな』
勢いよく教室に入ると開口一番こう言った
生徒たちは一斉に席から立ち上がり、俺に駆け寄ってくる
『『『『『先生!!!』』』』』
すでに泣いてる生徒もいた・・・・・・・ザカ・・・・・・頑張ったな
俺は生徒たちを見回し
『皆が頑張ったから、またこの身体借りる特例がおりたよ、ありがとう』
『先生!!俺、・・・・っ・・・がんばった・・・よ』
『先生!!ありがとう!本当に来てくれたんだね』
『やっぱ先生が居ないと寂しいよ・・・・っ』
『先生?!でもなんでいつもこのイケメンなの??!』
『先生!見てよ、この髪、直したんだぜ』
一人一人の想いを、時間を掛けて丁寧に聞いていった。
桜坂は一歩引いてこの状況を見ていた。