『最後にあなたを好きになってよかった』


俺は桜坂に

『ザカ・・・よく頑張ったな・・・・ほら皆も桜坂先生に挨拶だ』



生徒達は、本当に信頼しているのだろう・・・・



桜坂を囲んで、涙を零しながら笑顔で笑い合ってる。





・・・ああ、俺はもう思い残すことはない・・・・・・・・





『先生!!どうしたらその翔君に会えるの?』




振り向くと・・・・藤堂・・・お前、さっきからやけに翔のこと知りたがるなーー



家庭教師はどうしたんだよ??!




とにかく、ここは・・・・・





『こいつとは、やけに波長が合うんだよ、でもこいつがどこのどいつかまでは知らない

ただ、特例もこれが最後だろう・・・・・なにせ俺は死んでるんだからな』




生徒達は一斉に顔が崩れだす。





『先生!もう会えないなんて嫌だよ!!』





わかるよ、よくわかる・・・・・でも駄目なんだ





本当にこれで最後だ
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