『最後にあなたを好きになってよかった』
『そろそろ時間だ・・・・・・・お前たちの先生は俺でもあり、桜坂でもあるんだ。
俺はいないけど、こいつが居れば寂しくないだろ。』
桜坂の背中をポンと叩いた。
そして俺自身を親指で差しながら
『いいか!この前はこいつに迷惑をかけた、いきなり目覚めたら、お前らが囲んでたんだからな・・・・・・だから・・・今度はちゃんとしなきゃいけない。俺は今から出て行くけど付いてくるなよ!!』
『『『先生!!』』』
何人かの生徒は俺にしがみつく
辛いのは・・・・・・・・俺も同じだ
でも・・・・・
俺は、生徒たちを振りほどき扉を開けた
『じゃーな!!元気でやれよ!!上から見てるからな!!』
教室を出ると、俺は振り返らず全力で走った
翔の目から大粒の涙を零しながら・・・・・
これで
本当に
思い残すことはない