『最後にあなたを好きになってよかった』


部屋に入ると彼はちょっと辺りを見回している



私は彼に

『適当に座ってて』

と言い残し、お茶をいれる



テーブルの側に座っている彼に

『はい・・・』


とお茶を渡たす



『あっ、すいません・・・・じゃー、いただきます』


そう言いながらちょこっと頭を下げる



・・・・・近くで見るとやっぱカッコいい/////


だっ駄目!!だから彼は生徒だって!!と心に言い聞かす



とにかくバイトのことを・・・・・・でも彼・・・両親いないのよね



私がフォローしなきゃ



『梶原君・・・バイトのことは黙っておくわ、ご両親いないからバイトしてるんでしょ?』


と聞いたが・・・・・・・・それなら呼び止める必要なくない??!!



ああ、深みにはまってる


『はぁ、ありがとうございます』

彼はちょっと申し訳なさそうに頭をさげた




なぜ・・・そんなに哀愁が漂ってるの??!!



女子に人気があるわけだ



うーーん、これからどうしよう・・・・

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