『最後にあなたを好きになってよかった』
そうだピザ食べるって誘ったんだから
『・・・・ぴっ、ピザ食べる?』
はあーーー、緊張して噛んじゃった
体育祭以来、彼の前では緊張してしまう
しかし彼はそれ以来あまり私と話すことはなかった
避けてるのかな??
そのことを想うと胸がモヤモヤする
そんな私を尻目に彼は
『じゃー、いただきます』
とピザの箱を取ろうとする
私は慌てて
『あっ、私が開けるわ・・・・・・・・・っつ』
『・・・・!!っあ』
彼と手が触れた
双方一斉に手を引いた
彼に触れられたのは体育祭以来・・・・・
手が熱い・・・・・・・・・顔も
気まずい空気が流れる
『せっ、先生いいよ、俺が開けるから』
と冷静に箱を開ける彼
私は「うん」と頷くだけ