『最後にあなたを好きになってよかった』


はぁー、なに私だけ緊張してんの??


でも逆に彼の冷静さが嫌だった


別に何にも想ってないわよね・・・・あなたから見ればこんなおばさんに




ただ俯く私に彼は食べながら話しかけてきた

『先生食べないの?てかこのピザでか過ぎない?!一人で食べるつもりだったの?』




『えっ・・あ・・うん、なんだかピザ一枚って頼みにくいから大きめなのをいつも頼むの』

ほんと頼みにくいよね



『いいんだよ、この店は小さくても届けるから』

彼は笑顔で答える




『へー、そうなの、じゃー、今度からそうする』

とにかく私も必死に冷静に話した


ってその笑顔は・・・・反則//////



しかしその後も会話は弾むことなく食べ終わった




彼は部屋の時計を確認した後


『先生、ご馳走様、んじゃ帰るよ』


と立ち上がり玄関に向かう



ちょっと、引き止めたい気もするけど・・・・・



って私は教師なの!!生徒に対してそういう感情は・・・・・




ってどういう感情よ??!!




とにかくお見送りをしないと・・・・・・

< 69 / 126 >

この作品をシェア

pagetop