『最後にあなたを好きになってよかった』
いつも通り外の景色を眺める
風邪が強いのか窓際はちょっと寒い
卒業まであと3週間切ったな
クラスメイトはまばらだった、皆試験なんだろう
『おはよーー、HR始めまーす』
久々見ても、やっぱ可愛いな
HRも終わり、俺はトイレに行った
ちょうど廊下で先生と目が合う、すると声をかけてきた
『あっ、梶原君、どうだった試験?』
たぶん合格してるだろうけど
『うん、まぁまぁかな』
と答える
『本当?じゃーできたんだね合格通知くるといいね』
フッ、本当に嬉しそうなこと
『そうですね』
そう言い残すと俺はトイレに向かった