『最後にあなたを好きになってよかった』



いつも通り外の景色を眺める



風邪が強いのか窓際はちょっと寒い



卒業まであと3週間切ったな



クラスメイトはまばらだった、皆試験なんだろう



『おはよーー、HR始めまーす』



久々見ても、やっぱ可愛いな



HRも終わり、俺はトイレに行った



ちょうど廊下で先生と目が合う、すると声をかけてきた




『あっ、梶原君、どうだった試験?』




たぶん合格してるだろうけど


『うん、まぁまぁかな』
と答える





『本当?じゃーできたんだね合格通知くるといいね』



フッ、本当に嬉しそうなこと






『そうですね』



そう言い残すと俺はトイレに向かった
< 90 / 126 >

この作品をシェア

pagetop