『最後にあなたを好きになってよかった』



10日後通知が来た




当然・・・・・第一本命合格



しかも他の大学二つも





とりあえず、明日報告するか






次の日学校に着くと、歴史資料室に向かう



だぶん、毎朝彼女はここにいる



扉を開ける



『先生・・・・木下先生?』



大きめの古い机で資料を見ていた彼女はこちらを振り向いた


『梶原君?・・・・どうしたの?』




『先生、通ったよ、本命』




『本当?!よかったじゃなーい!!頑張ってたからね』





ああ、いい笑顔だ、綺麗つーか、可愛いつーか、とにかく俺の心を鷲摑みする



『先生のお陰だよ』





『フフ、ありがとう』




うーん、その笑顔もいいな
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