『最後にあなたを好きになってよかった』
【14】俺の卒業式
今日は運命の日なのか
待ちに待った日なのか
それとも来てほしくなかった日なのか
そんなことはもうどうでもいい
あの日も学校はあった
そう、抱き合って眠った次の日
華怜はHR後、俺を呼び止めた
『あっ・・・梶原君・・・・・・もしかして昨日とか会ってないよね?』
そう、彼女は飲みすぎて覚えてないのだ
『えっ?昨日ですか??会ってないですよ??どうかしたんですか?』
冷静に返す俺
『えっ・・・・・うううん・・・なっなんでもない。そっか会ってないよね』
華怜は安心したのか、安堵の顔をしていた
そして、何事もなく卒業式の日を迎えた
この日のために部屋を綺麗に整頓した