D i a r y
さあ、ここでこの日記は終わる。
身体に限界を感じたためだ。
今は2007年5月10日。
おれのいのちが
どれだけ残っているか
今のおれにはわからない。
体調はすこぶる悪い。
それもそうだ。
だからおれはこの文章を
書くのに沢山の時間を
かけるだろう。
まあ、
この日記が誰かの目に
触れるかなんてわからないけど。
今読み返すと、
なんと中身のないものだろうと
自嘲してしまった。
だが、正直な記録だ。
雨のことしか書いてない。
仕方ないだろう。
死ぬということ、
生命が終わるということ。
思ったよりも、辛くはない。
おれはただ、
次の場所へ旅をする。
皆より、少し先に。