偽りから本物へ
「麻莉乃、それ、どーいう意味?」

「何が?」

「『何が?』じゃなくて・・・」

「まぁ~さ、翔くんも頑張ってる

 んだし。ねっ!」

っと言って麻莉乃もりなもまた教えて

くれなかった。

そんな感じで待ってると舞ちゃん

じゃなくて、翔が降りてきた。

「なんだよ。」

「そんな言い方しなくてよくない!?

 せっかくお見舞いに来てあげたのに。」

「別に誰も頼んでないけど?」

「ハイ!ストップ!!」

いつもと同じだ。

私と翔が言い合って麻莉乃が止めて、

りなが笑う。


< 24 / 34 >

この作品をシェア

pagetop