初雪といっしょに見守ってる



いつか首からさげてるネックレスが、チェストの中や、俺の仏壇の前に置けるように…。



「美空に一目惚れした奴、なんか軽そうなんだけど。」


「どれ?」


「あれ。」



空が指さした奴は、本当に軽そうだった。
茶髪に赤のメッシュ
ネクタイは緩めで
腰パン。


純情そうで清純な美空ちゃんとは、ちょっと、いやかなり不釣り合い。



「たしかに…あれ…だな…。」


「アイツとは関係もってほしくない…な。」


「同感。」



さすがにあれはいただけない。
雪乃にもあーいう奴はイヤだ。



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