初雪といっしょに見守ってる



フニッと今までとは違う柔らかい笑顔に、ホッとした。



「今日はいっぱい話そ。」


「俺ら、寝なくてもいいもんな。」



お互い向き合って、思い出を話し出した。



空は時折笑ったり、苦笑したり、悲しそうにしたり、微笑んだりした。


そんな表情を見るたびに、俺もいろんなことを思い出した。



空の一瞬見せるキラキラした優しい表情が、美空ちゃんを今でも愛してるんだと感じさせた。



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