初雪といっしょに見守ってる
『…由季ちゃんから、ヨーヨーをもらったこと…あったから。
それを、他の人からもらいたくなかったの…なかったの…!』
《雪乃……。ありがとう。》
『それに…明日には萎んでしまうもの…雪乃は、ほしくなかったの…。』
ポロッと涙を流した雪乃。
俺はただ涙をふいてやることしかできなかった。
《でも雪乃?明日には萎んでしまうから、大事なんじゃない?》
『…っ、うん…。うん…!そうだよね……。』
《うん。見守ってるよ。》