初雪といっしょに見守ってる
俺は空に今日のことを話した。
「…なるほど。11日っていえば…月曜日?6日後だね。」
「まぁな…学校、振替休日なんじゃない?」
「…11日は、由季の命日…だもんね。」
「ん。」
あの日のことはきっと忘れない。
雪乃が待ってるバスケットリンクのある公園に向かってた。
でも…
目の前真っ暗になって…雪乃の顔が浮かんだあと、ここだった。
「どーにかするよ。」
「がんば。」
ポンッと背中を叩いてくれた空。
そう…雪乃は夏目凪が好きなはず。
そうじゃなかったとしても、友達として…可能性はあるから。