初雪といっしょに見守ってる



「新橋…どうしたの?……俺、期待しちゃうよ??」


「もうどこにもいかないで!…雪乃、夏目君のこと好きだから!!」



その会話で、雪乃と夏目凪の手はギュッと握られた。
それは、あの日きっとあったはずの俺と雪乃の姿。


でも、俺はいけなくて、雪乃を悲しくさせた。



11月11日…俺の命日。雪乃がいつも悲しむ日。


でも今日…雪乃が幸せになった日に変わった。



ねぇ雪乃?雪乃の願い、叶えるよ?


きっとこれからも、ずっと…雪乃を見てる。


喧嘩してるときも、
結婚とか、子供生まれても…見守ってるよ。



雪乃の願いは…今ありますか?



†完†



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