少しだけでいいから・・・
あたしは4組だ。

すると、誰かに呼ばれた。
「美幸〜!!」


莉子だ。


「おぉ!莉子〜!!」

あたしは抱き着いた。

莉子は小学校からの親友で
あたしがいじめられてた時に
助けてくれた。

莉子とは恋愛の話ばっかり
するけど、たまに怒られる事もある。


「莉子、何組か見てきたらぁ???」


「了解しやしたぁ!」


…………


「何組だった???」


「1組〜。美幸は???」


「4組…」


「まぁ、同じ校舎だから、休憩の時とか
会えるじゃん???」


「うん…。そうだね!!」


莉子が離れて行きそうで不安だったけど
クラスが離れたからって
友達じゃなくなるわけじゃないし!
と思って自分に言い聞かせた。


職員室から誰かがでてきた。
多分教頭だろう。

「はい、みなさん。今から教室へ移動します。靴箱に行って4階の自分のクラスに
移動して下さい。」


4階とかダルイな…

「莉子、一緒行こ!」


「いいよん★」


あたし達は靴箱に行って、ゆっくり階段を上がりながら、恋ばなをしていた。


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