同級生-Memories-
改めて携帯を開き、登録してあるクミの番号を開いた。
メニューから削除を選択する。
『本当に削除しますか?』なんて携帯に聞かれて、少し躊躇したけど。
勢いに任せて、メモリから彼女の痕跡をすべて消去した。
後で、新しい携帯を買いに行こう。
番号も、アドレスも変えてしまおう。
もう、彼女とつながるものすべてを消し去ってしまおう。
忘れなければならないんだ。
彼女が俺のところへ戻ってくることは、ないのだから。
…結婚、したのだから。
シャワーを浴びて鏡を見る。
髪の毛も切ろうか。
女の子たちが、失恋したら髪形を変えたくなる気持ちが、なんだかわかるような気がする。
今までの自分を否定するわけじゃないけど、とにかく変わりたい。
クミへの気持ちは認めるから、せめてこれからは前を向いて進んでいきたい。
メニューから削除を選択する。
『本当に削除しますか?』なんて携帯に聞かれて、少し躊躇したけど。
勢いに任せて、メモリから彼女の痕跡をすべて消去した。
後で、新しい携帯を買いに行こう。
番号も、アドレスも変えてしまおう。
もう、彼女とつながるものすべてを消し去ってしまおう。
忘れなければならないんだ。
彼女が俺のところへ戻ってくることは、ないのだから。
…結婚、したのだから。
シャワーを浴びて鏡を見る。
髪の毛も切ろうか。
女の子たちが、失恋したら髪形を変えたくなる気持ちが、なんだかわかるような気がする。
今までの自分を否定するわけじゃないけど、とにかく変わりたい。
クミへの気持ちは認めるから、せめてこれからは前を向いて進んでいきたい。