同級生-Memories-
ジュンペイさんが使っていたものも、かなり新しく買い換えて同じマンションでも少しだけ増えた私の荷物と新しくなった家電や家具で、雰囲気ががらりと変わっていた。
「今日中に終わりそうだな」
「うん。ジュンペイさんが手伝ってくれてよかった」
沢山はない私の荷物。
それでも私一人だったら何日かかったかわからない量はあったから、一緒に片付けることが出来て助かった。
「この段ボールが片付いたら、食事に行こうか」
「あ、じゃあお引っ越しだからおそば、とか?」
「はは。そうするか」
くしゃっと私の頭を撫でてから残り少なくなった段ボールを片付ける。
朝から始まった引っ越しは、外が暗くなるころには何とか段ボールを全部空に出来るまでになっていた。
ひと段落ついてから二人で近くにあるお蕎麦屋さんへ行き、夕飯を食べた。
まだ、籍は入れていないけど、今日から二人での生活が始まる。
そんな事を考えていたら、ふとヤスと二人で生活を始めたころを思い出してしまった。
あの頃は、二人ともすべてに一生懸命で、お互いに愛し合っていた。
がむしゃらになっていたあの頃、どこで私は間違ってしまったのだろうか。
お互いに相手を見ることが出来なくなって、ジュンペイさんの優しさに甘えてしまって。
「…クミ?」
「今日中に終わりそうだな」
「うん。ジュンペイさんが手伝ってくれてよかった」
沢山はない私の荷物。
それでも私一人だったら何日かかったかわからない量はあったから、一緒に片付けることが出来て助かった。
「この段ボールが片付いたら、食事に行こうか」
「あ、じゃあお引っ越しだからおそば、とか?」
「はは。そうするか」
くしゃっと私の頭を撫でてから残り少なくなった段ボールを片付ける。
朝から始まった引っ越しは、外が暗くなるころには何とか段ボールを全部空に出来るまでになっていた。
ひと段落ついてから二人で近くにあるお蕎麦屋さんへ行き、夕飯を食べた。
まだ、籍は入れていないけど、今日から二人での生活が始まる。
そんな事を考えていたら、ふとヤスと二人で生活を始めたころを思い出してしまった。
あの頃は、二人ともすべてに一生懸命で、お互いに愛し合っていた。
がむしゃらになっていたあの頃、どこで私は間違ってしまったのだろうか。
お互いに相手を見ることが出来なくなって、ジュンペイさんの優しさに甘えてしまって。
「…クミ?」