同級生－Memories－
予備校では岡島クミが一緒に勉強してくれてお互いを高めあうこともでき、とてもありがたい友人の一人になっていた。

秋が過ぎて冬が来て。

風邪をひかないように気を付けながら受験当日を迎えた。
受験番号が近かった岡島クミと一緒に受験会場へ向かい、お互いがんばろう！と励ましあって。

すべての試験が終わってそれなりの手ごたえを感じ、同じ会場で試験を受けていた予備校仲間とそのまま予備校へ戻り自己採点してから帰宅した。

「すごい、飛田君合格圏内確実だね！」

俺の採点をみて、自分のことのように喜んでいる岡島。

そんな彼女も俺と似たような成績で、ちょっとだけ安心した。

この分だと二人とも春には同じ大学生になれそうだ。

夜には彼女との電話で、お互いに実力以上に頑張れたことを報告。

やっと受験から解放されたので、久々にデートなんかしたりして。

合格発表までの間は、お互いに受験を忘れて楽しく過ごすことが出来た。
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表紙・目次

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