同級生-Memories-
「お仕事、終わったの?」

「ん?ああ、明日の朝にでもやるよ」

私の首筋に顔をうずめるようにして首にキスをしてくるジュンペイさん。

そのまましばらくじゃれあってから、ベッドに移動して熱い夜を過ごした。



翌日は普段出来ない朝寝坊をしてお昼近くに起きると、寝間着姿のままのジュンペイさんが昨夜の続きなのかパソコンに向かって仕事をしていた。

「ああ、起きたか?」

「おはようございます。何時から起きているの?」

キッチンへ行きコーヒーを入れながらジュンペイさんに問いかけると、書類をまとめながら私を振り返ってにっこり笑って。

「2時間くらい前かな?もう終わったから今日はゆっくりできるよ」

「本当?」

遅い朝ご飯兼お昼ごはんを済ませてから、二人で買い物へ出かける。

平日はなかなか買い物にも行けないだろうから、食料品は基本的に1週間分をまとめ買いすることにした。

「2人分ってどれくらいの量かなぁ」

「まあもし足りなくなったら駅前にあるスーパーが24時間営業してるし」

二人でカートを押しながら、好きなように食材をかごに入れていくと、すごい量になってしまった。

「…絶対に多すぎだよね」

「ああ、やりすぎだな」
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