同級生-Memories-
夏の間に知り合った別の男を好きになったから別れたいと言われ、そのまま電話を切った俺。
彼女に会いに行くために頑張って買った車も、無駄になってしまった。
それからしばらく気が抜けてしまい、バイトも止めて大学も行ったり行かなかったり。
サークルにもほとんど顔を出さずに、友人ともあまり会わなくなった。
秋が終わって冬が来て、なんとなく授業に顔を出すようになったころ。
久々の学食で俺を見つけた岡島が俺のそばへ来た。
「ここ、いい?」
何事もなかったかのような彼女の行動に多少戸惑いはしたけど、何も聞いてこないのをいいことに俺からも特に何かを話すこともなくて。
「でね、サークルの皆でボードへ行くんだけど」
「ふーん」
「ふーんって、飛田君も誘っているんだよ!」
「え?」
聞いているような聞いていないような。
彼女の話を他人事として聞いたら俺だけど、急に強く言われて驚いてしまった。
今、俺も誘っているって言った?
「え?じゃないでしょ!サークルメンバーなんだから参加してよね!」
夏からずっと参加していなかったサークルだから、とっくに名前は削除されたのだと思っていた。
まだ、俺の名前残っていたんだ。
彼女に会いに行くために頑張って買った車も、無駄になってしまった。
それからしばらく気が抜けてしまい、バイトも止めて大学も行ったり行かなかったり。
サークルにもほとんど顔を出さずに、友人ともあまり会わなくなった。
秋が終わって冬が来て、なんとなく授業に顔を出すようになったころ。
久々の学食で俺を見つけた岡島が俺のそばへ来た。
「ここ、いい?」
何事もなかったかのような彼女の行動に多少戸惑いはしたけど、何も聞いてこないのをいいことに俺からも特に何かを話すこともなくて。
「でね、サークルの皆でボードへ行くんだけど」
「ふーん」
「ふーんって、飛田君も誘っているんだよ!」
「え?」
聞いているような聞いていないような。
彼女の話を他人事として聞いたら俺だけど、急に強く言われて驚いてしまった。
今、俺も誘っているって言った?
「え?じゃないでしょ!サークルメンバーなんだから参加してよね!」
夏からずっと参加していなかったサークルだから、とっくに名前は削除されたのだと思っていた。
まだ、俺の名前残っていたんだ。