永遠の愛を君に────…sweetーtime
私は固まった


「ほら、ペン…」


差し出されたペンを受け取る


「あ…ありがとう…私、高原泉です」


「俺、松本卓!よろしく」


「よろしく…」


これが二人の出逢い


あの本屋でぶつかった時以来、気になって仕方なかったあの男の子


私は運命的な出逢いだと思っていた


「泉」


「卓」


そう呼び合うのに時間はかからなかった


「泉…あんた松本くんと付き合ってんの?」


かおりが聞いてくる


「どうして?」


「松本くんと仲良いし、名前で呼び合うなんてさ〜」




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