永遠の愛を君に────…sweetーtime
私は久しぶりのデートにウキウキしていた


ピアスのことも忘れた…とまではいかないが、私の中では、どうでも良くなっていた…この時だけは…


「ほら」


卓が手を出す


「あ…うん…」


少し照れながら繋いだ手は冬なのに凄く暖かかった


「冷てえな〜」


「ごめん」


卓は静かに、繋いだままの手を自分のコートのポケットに入れる


ピアスの入ってたのは反対側のポケット…


やっぱり気になってしまう


ダメ!今日は気にしないと決めたんだから…





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