永遠の愛を君に────…sweetーtime
二人を案内してお姉ちゃんが戻ってきた


「お姉ちゃん…」


「授業で分からなかったとこがあるんだって…」


「ふ〜ん」


そんな手使ってわざとらしい…


「先生〜ココなんです〜」


うるさい声!


わからないなら授業中に聞けばいいのに!


問題の説明をする卓の声


優しい声…


しばらくすると、卓の声が聞こえなくなっていた


生徒の声も聞き取れない程小さいのに気付く


私はガラスケースを拭くフリをしながら二人が座るテーブルに目をやった


何やら怪しげに話している


見ないフリ、見ないフリ…


私は奥さんなんだから





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