永遠の愛を君に────…sweetーtime
俺は階段を下りて店に出た


「卓!どうしたの?」


「忙しくないか?手伝おうか?」


「今、少し手、空いたよ」


「そっか…」


「何?」


「別に…」


俺はコーヒーを持ち、奥の部屋へ行った


少しでも泉の近くにいたかったからだ


「ありがとうございました」


泉の声が聞こえる


泉の夢の店…


いつの間にか俺の夢にもなってたんだ


俺の夢…


泉の夢だった店を出すこと


その店と泉を支えること


夢が現実になった矢先の出来事…


俺…情けねぇな





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