永遠の愛を君に────…sweetーtime
看護師が側に来て声をかけた


「奥さん…旦那さんはガンのこと、ご存知ですよ。奥さんには心配かけたくないから、自分が話すまで待っててくださいとおっしゃってました。奥さんが気付いたと知らないので、松本さんの気持ちを察してあげてください」


「はい…」


「松本さんの奥さんに対する気持ち、心配させないようにいつ話そうか、ずっと隠そうか悩んでいました」


「………」


「今度は奥さんが松本さんに、自分が知っていることを、話すか、隠すかを決めてください。厳しく言うようですが、時間がありません」





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