脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+

あ、そうだ。


こうなったら……。



「あのっ!」



変に気合いが入ってしまった私の声に、


隣の流川のカラダがぴくっとしたのがわかった。



「見てもらえればわかると思います!


なんだったらこれからお店に行って留美さんのダンス……っふぐ!」



伸びてきた流川の手のひらで、私の口はすっぽりとおおわれた。



「いきなりあのダンスを見せるのはマズイだろ」



耳元で流川の小声。



そ、そうか……。


ちょっと刺激が強すぎるか、あのダンスは。



「……ふ……ふぐふぐ……(ご、ごめん……流川)」



やっぱり変なこと言っちゃったね私……。



口をおおわれたまま、まばたきで謝ると、


流川は苦笑して、小さくうなずいた。


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