脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「どこ行くんだよ」
「どこって、部屋に……」
「ひとりで寝かせるわけねーだろ」
「……え?」
「覚悟しとけって言ったよな?」
「え? あ? え?」
てか、それってオネエマンのことでしょ?
「今夜はオレの隣で寝ろ」
「あ……」
「オレの、下でもいいぞ?」
「……わ……わ……」
しどろもどろの私を、流川は面白そうに見てる。
「よし、寝るか」
「あ、あっ」
お姫さま抱っこされて。
「だ、ダメ!」
「うるせ」
「デブなの!」
「ああ?」
「私デブなの! だからまだダメなの!」
「なんだよそれ」
器用にドアを開けた流川は、
ベッドの上に私を寝かせた。
ま、待って待って待ってってば!
「だ、ダイエットしてからでお願いしますっ!」
叫ぶと。
「ホントおもしれーよな、お前」
ふっと笑った流川の顔が近づいた。