脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「ダイエットしてからって何だよ」
「な、なんか太ったみたいでっ」
「太った?」
「うん、何かその、お腹がプニプニしてるっていうか」
「ふーん」
と言った流川は。
「どれ」
おもむろに私のTシャツを胸の下までめくって。
「あっ! ぎゃーー!」
びっくりして起き上がろうとすると、
両腕を押さえつけられて拘束された。
「騒ぐなっつーの」
「っ、み、見ないでっ!」
「う~ん、まあ言われてみれば出てるかもな」
「なっ、はなっ、はなしてっ」
足をバタつかせても起き上がれないしっ。
「気にするほどのもんじゃねーだろ」
流川はそう言うけれど。
「る、流川が気にしなくたって私は気になるのっ」
「なんでだよ」
「だって、む、胸より腹のほうが出てるとか、流川、絶対言いそうだもんっ」
「……そんな理由かよ」
あきれた顔で、流川は笑った。