脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「………」
自分の部屋に戻って。
ガサゴソガサゴソ……。
「……はあ……」
流川の部屋に戻る。
ドアの前に突っ立っている私に、
「お前、トイレもなげぇな」
「……」
片腕で頭を支えてる流川があきれた声を出している。
「あの……」
「ん?」
「……なっちゃった」
「は?」
「……血」
「血?」
「うん……」
そう言えば、もうすぐだった。
でもよりによって今夜って。
「……マジかよ」
「ご、ごめん……」
流川の何とも言えない表情に、私が謝ると。
「ったく。お前、色々タイミング悪過ぎ」
流川はふっと苦笑した。
「ごめん、ね」
「ま、いい。来い、こっちに」
無言でベッドに腰を下ろすと、流川の両腕に包まれて。
ぐいと引き寄せられた胸の中に、私はおさまった。