脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
背中に流川の体温を感じながら、はあっとため息をつくと、
「ため息つきてぇのはこっちだぞ」
笑いを含んだ小声が耳元で聞こえて。
「……だってさ……」
ちょっとその気になってた私だって……
「残念なんだ?」
「え?」
「オレと、できねーの」
「う……」
は、恥ずかしいけど……そう。
残念。なんか。
「まあ、次はホントに覚悟しとけよ」
「え?」
「今夜の分と、次の分、大変だそ、お前」
「ええっ?」
「全部確認してやるからな。胸だけじゃねーぞ」
「え……あ……ええっ……」
目を丸くして振り向いた私の顔をふふんと笑って見ている流川は、
「オレを待たせるんだから、当然だろ」
私を正面に向き直らせてから、頭を撫でて、キスをくれた。
「おやすみ」
「おやすみ」
流川との初めての夜は、
もうちょっと先になりそうです。
ふう……。