脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「ほ……はへ……」
光太くんが真っ赤な顔で見ている。
その顔を見たら、我に返った私の頬も赤く染まった。
「こ、光太くん……その……」
放心状態で立ち尽くしてる光太くんに言葉をかけると、
「か、カッコイイ……」
ぼそっとつぶやいた光太くんは。
「流川さん、カッコいいですっ!」
赤い顔のまま流川に向かって大声を上げた。
何か……、目がハートになってますけど。
「で、弟子にしてくださいっ!」
「あ?」
「オレ、流川さんについていきますっ!」
「……何言ってんだ突然」
「このたびの不祥事、ホントにすみませんでしたっ!」
「……」
あ然としてる私に、
「唯衣さん、オレ、イイ恋しますから」
「え?」
「でも、まだ好きですけど。あ、すみません。
こんなの見せられてもまだ好きですけど。あ、すみません。
流川さんも、好きです。あ、すみません」
「……」
興奮でおかしくなってるみたい。
「はあ……バカみたい。やってらんない」
その隣で、香穂ちゃんが口を開いた。