脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
*12/25 クリスマス当日
☆*:・°★*:・°
★*:・°
「ふぁ~ぁ……眠い……」
おもいっきり寝不足。
それでも何とかAM8:00には起き上がった。
会えないならせめて流川の夢を見れますように。
何度も何度も目が覚めて、そのたびにココロの中でお願いしたけれど、サンタからのプレゼントは何にもなかった。
「……カエル探しがんばろっと」
がっちり着こんでモコモコになったカラダをソファに沈めて、
昨日の残りのケーキにフォークを突き刺す。
「しかし……なかなか減らないな、これ」
7号のケーキなんて買ってきちゃったから、食べても食べても減らない。
しかも真ん中から食べちゃってるから、誰かにおすそわけすることもできないし。
ケーキの原型がないし。
ぐちゃぐちゃになってるし。
「流川がいたら、絶対怒られてるよね。汚ねー食い方すんなとかって」
ふふっと笑って、しゅんとなる。
なんか、そんな繰り返し。昨日から。
「あー、もうっ! 気合いだ、気合い!」
口の周りのクリームをぬぐって立ち上がった私は、
ブーツに足を入れて、2回目のカエル探しに出た。