脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
*ふたりの、初めて。
☆*:・°★*:・°
★*:・°
「いっ、一丁上がりましたっ!」
バスルームから出てリビングの流川に声をかけると、
「遅ぇよ」
待ちくたびれた感じで流川が言った。
「1時間以上も入りやがって」
「だ、だって、キレイにしなきゃと思って」
「そんなに汚れてんのか、お前のカラダは」
「だっ! そんなことないよ。ちゃんと毎日入ってたもん」
「ホントか? じゃあ、どこ触ってもキレイだってことだな?」
私のそばまで歩いてきた流川は、
ふふんと笑って、私の頭に手をのせた。
「どうなんだ?」
「ど、どうなんだって……」
「ん?」
「き、キレ、イ……、でし!」
「ふっ。お前、いっつも緊張しっぱなしだよな」
……あのね……誰のせいだと思ってんの?
「と、とにかく、キレイにしたからねっ! 体型に文句言われたとしたって、そこはどうにもなんないからねっ」
「んなの分かってるわ。アホ」
私の言葉に笑った流川は、
「オレの部屋で待ってろ。リボンでも付けてな」
そう言って、バスルームに向かった。