脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
パーカーの下に現れたカーディガン。
ボタンをひとつひとつ外していく流川の指先が、途中で止まった。
「お前、どんだけ着てんだよ」
すっかりあきれている。
「ご、ごめん。下着選びしてたら冷えちゃって……」
「あと何枚着てんだ」
「ロンTとTシャツだから、2枚ほど」
「ジッパーにボタンにかぶり物か。オレの手をわずらわせるなんて大したもんだ」
やれやれと笑った流川は、残りのボタンを外した。
「ずいぶん厳重に包装したんだな」
「そ、そういうつもりじゃないんだけど……」
「ま、よっぽどイイものが出てくんだろうし?」
「……え?」
「どんなプレゼントか、楽しみだわ」
「あわ……」
言葉が見つからないうちに、スポッとロンTを脱がされて。
「最後の1枚か」
Tシャツの中にすっと入ってきた流川の手が、素肌の背中を確かめた。
「ひゃっ……」
ぴくんと背筋を伸ばすと、押し倒されながら最後の1枚を脱がされて。
「ふーん」
「ひ、ひぇ……」
上から見おろされた私は、恥ずかしすぎて両手で顔をおおった。