脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
*願いごと、ひとつ、
☆*:・°★*:・°
★*:・°
「おい、大丈夫か?」
カエルに覆いかぶさってる私の横で、
片肘をついて頭を支えている流川が言った。
「からまる相手が違うだろ」
「ふぇぇ……」
「その格好……、お前もカエルか」
ぐったりしてる私の背中を指先でツーっとなぞる流川に、
「ひっ……!」
「なんだその反応は」
「も、もう、ホントにダメ……」
「1回しかしてねーのに、その疲れ具合は何なんだよ」
「だ、だって……」
ホントに全部、キレイに食べられちゃったから。
残ってるのはもう……、流川の余韻だけ。
「イチゴのヘタも残ってません……」
「ウマいこと言うな」
「あ……褒められた」
顔だけで振り向くと、
「何だよ。少しは反応する余裕があんじゃねーか」
「で、でも、体力はもう残ってないから」
「あのな、まだ全力じゃねーぞ、オレは」
「へ?」
「ここ最近、疲れてたんだろ? 半分以下で抱いてやったんだからな、これでも」
「は、半分以下? さっきので?」
「ああ」
恐ろしい……。
流川が本気出したら、
私、
死ぬかもしれない……。