脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+

「流川……、私のこと心配してく……」


「“唯衣が大変なことになってる、爆発した”って電話が来たんだぞ」


「は?」


「何事かと思うだろ」


「……」



私は再び麻紀を見た。



「麻紀……なんで私が爆発しちゃうのよ」


「アタシはちゃんと説明したよー。流川直人の聞き間違いじゃない?」


「オレが聞き間違うわけねーだろ」



あのさ……まあ、いいや。うん。


こうして急いで来てくれたんだもん。


心配してくれたんだよね。


……そう思うようにしとく。



「で、何なんだよこれは。ちゃんと説明しろ」


「う~んと、あのね……」



私は後藤さんに聞いたことをそのまま説明した。


流川は私の話を聞きながら、周りを見渡して状況判断をしている様子。



一通り話し終えると、


流川は首の後ろをかきながら、やれやれという顔をした。


< 33 / 404 >

この作品をシェア

pagetop