脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「流川……、私のこと心配してく……」
「“唯衣が大変なことになってる、爆発した”って電話が来たんだぞ」
「は?」
「何事かと思うだろ」
「……」
私は再び麻紀を見た。
「麻紀……なんで私が爆発しちゃうのよ」
「アタシはちゃんと説明したよー。流川直人の聞き間違いじゃない?」
「オレが聞き間違うわけねーだろ」
あのさ……まあ、いいや。うん。
こうして急いで来てくれたんだもん。
心配してくれたんだよね。
……そう思うようにしとく。
「で、何なんだよこれは。ちゃんと説明しろ」
「う~んと、あのね……」
私は後藤さんに聞いたことをそのまま説明した。
流川は私の話を聞きながら、周りを見渡して状況判断をしている様子。
一通り話し終えると、
流川は首の後ろをかきながら、やれやれという顔をした。