脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+

頭から背中にかけて、ぎゅっぎゅっぎゅっとカイロをこするように撫でられて。



……ぼぼぼっ。



おかげさまで私の体温は急上昇。



首筋に埋まった流川の息もあったかくて。


どうしていいのかわからない私も、とりあえず流川の背中に腕を回した。



その態勢でじっとしている流川は、


たぶん、私をカイロ代わりにしてる。



まあ、そんなことはこの際どうでもよくて。


久しぶりにうずめた流川の胸の感触が心地よくて。



「……流川……あったかい」



安心してカラダを預けていると、耳元で流川が呟いた。



「お前、本気でオレの部屋に来るつもりか?」


「え?」


「どうなっても知らねぇぞ、来るからには」


「ええっ?」



……って、まあ、それってその、そういうことだよね?


その辺は覚悟してますけども。


てか、むしろそれを望んでいると言うか、何というか。



「大変だぞ、たぶん。しばらく」


「えええっ?」



そ、そんなに……私を求めてるってこと?



「うへ……うへへ……」


「何笑ってんだよ」


「い、いや。大丈夫、覚悟してます」


「ふん」



私を解放した流川は、ふうっとため息をついた。


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