脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「ほら、今度こそホントに寝るぞ」
「うん」
その肩を引き寄せたが、
「なんでいつもカエル付きなんだお前は」
間で笑ってるミドリ色のカラダがジャマだ。
「後ろにどかせよ、カエルは」
「で、でもっ」
「さっきも言っただろ? 恥ずかしがる必要なんてねぇよ」
「……わかった」
何だよ。
素直じゃねーか。
「えっと……カエルはこっち、っと」
ごそごそとカエルを動かして、
「よ、よし……完了……」
ちっこく丸まりながらオレの出方を待っている姿に、
なぜだか急に体温が上り始めた。
「……ダメだな」
「?」
「寝れねぇわ、これじゃ」
「……へ?」
せっかくのクールダウンも意味がなかったようだ。
チカラまかせに抱きしめると、
「ん……、流川、くるし……」
胸元で漏れる声が、ますますオレの熱を上げた。