脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+

「ひ……広い……」



4つの部屋の扉が左右に設けられてる廊下を進んでいくと、


びっくりするくらい広いリビングがあって。



「すご……」



突き当たりの壁は、一面の窓ガラス。


ビルやらタワーやら橋やら車やらお店やらの明かりで埋め尽くされた夜景がバーンッと絵画みたいに広がっている。



「き、キレイ……」



左手側にも窓ガラス。


こっちはベランダになってるみたいで、


手すりの数十センチ上に、丸くなりかけたお月さまが浮かんでいた。



右手側には広々としたオープンキッチン。



後ろの壁に備え付けられた収納スペースには、


食器類が整然と並べられていて。



スマートに取りつけられているカウンターが、なんだかおしゃれなバーみたい。



「ひょえ……」



部屋の中央には、ふかふかのラグが敷いてあって、


ガラステーブルと、柔らかそうな白いソファが置いてある。



あとは、おっきなテレビとちょっとした収納棚が置いてあるくらいだけれど。


家具が少ない分、余計に広々とした空間に感じられた。


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