脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「うひょ~~、贅沢~~」
クルクルクル~~。
カエルの手をとって、その場ダンスをしていると、
「さっきの約束、忘れるなよ?」
立ち上がった流川が近づいてきて言った。
「え?」
「掃除洗濯料理」
「あ」
そうだった……。
私、お姫さまじゃなくて、イソウロウの……ほぼ家政婦でした……。
「わかったな?」
「ふぁ~い」
見上げて返事をすると。
ふっと笑った流川は、長い指で私の前髪をすくって、
ちゅっと、おでこに短いキスをした。