脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「……んっ……」
ピクッと上がってしまった肩を、
流川の手のひらが、きゅっと包み込む。
反射的にこくんと飲み干すと、甘い香りがふわんと広がって。
アルコールのせい?
流川の……せい?
カラダの奥が、
……くすぐったい。
「る、かわ……」
ぼんやりしながらゆっくりと目を開くと、
「そんな顔、すんなって」
頬を、両手ではさまれて。
「もっとしたくなるだろ?」
「……え?」
「キス、」
……したくなるだろ?
言い切らないうちに流川は、
すばやく、私の唇をふさいだ。
息がとまるくらいの深いキスに、
逆流しそうなカラダ中の血液。
「は……んっ……」
流川の吐息が離れるまで、
私はその肩にしがみついていた。
――ちゅっ……と音を立てて、やっと離れてくれた熱い唇。
はあっと息を吐いてから、ゆっくり目を開くと……。
あ……。
…………あ?
「ぎゃーーー!!」
そこにあるはずのキレイな流川の顔は、
ミドリ色の……カエルの顔に変わっていた。