脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
*年下のオトコの子
☆*:・°★*:・°
★*:・°
「おもしろそうね」
一夜明け、大学帰りのバイト先。
「もうっ! 他人事だと思って!」
「あはは。ごめんごめん。だってさ、唯衣にばっかりイロイロ起こってうらやましいんだもん」
またコイツは……。
私になにか起こると、心配する前にまず楽しむっていうそのクセを直しなさいっ。
「最悪だよ……。オネエマン、しばらく出て行く気がないみたいだし」
「それじゃ当分、流川直人とはな~んにも出来そうにないわね」
「またそれ? ……昨日だって流川の部屋から引きずり出されたんだから」
しかもオネエマンってば、
それからしばらく廊下で見張ってたし。
「今夜は祐二と約束があるから行けないけどさ、今度アタシも行っていい?
流川直人のその立派な部屋も見てみたいしさ、
オネエマンに会ったこともないんだよね、見たいんだよね」
「……勝手にすれば?」
「あ、もちろん唯衣のヘルプに行くってことだからね。けっして単純に興味があるからってわけじゃないからね」
「……おもいっきり暴露してんじゃん」
ふう……。
前途多難。
バイトが終わるまで私は、肩を落としっぱなしだった。