脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
今の状況。一夜明けて、今夜の食卓。
「はあ……。疲れた」
「髪にタマネギついてるぞ」
私と流川。
と。
「あら、飲み物がないわ。ビールあったわよね?」
オネエマン。
に加えて。
「すみません。私料理下手だから手伝えなくて」
「唯衣さんの手伝いはオレがするから大丈夫だよ」
香穂ちゃんと光太くん。
そしてなぜか。
「うまっ! いや~、唯衣ちゃんは料理上手なんだねぇ、いいなぁ、流川くん。
ちょっと部屋チェンジしない? 温泉では出来なかったけどさ」
「またアンタはそういうことばっかり言う!」
麻紀にぼっきり殴られてる祐二くんカップル。
大人数がリビングに集まってしまった。
「何なんだろ……この状況……」
「お前が勝手に入れるからだろ」
「だってぇ……」
「しかしにぎやかだな」
「うるさいくらいだね」
流川と私は、スプーンを持ったままぼやいた。