脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
7人で取り囲むテーブル。
なんでこんなことになってるかと言うと。
バイトがなかった今日、私がマンションへ戻ると、
玄関ドアの前に香穂ちゃんがいて。
「すみません。……今日も来ちゃいました」
「あ、寒いでしょ? とりあえず入って」
紅茶をいれていると、呼び鈴が鳴って。
ドアを開くと、
「唯衣さん! 無事ですか!」
光太くんが立ってて。
「大丈夫だからっ」
バタンとドアを閉め、数十分後、
「ちょっと、ちんちくりん、いるの? 玄関先に座ってたわよこの子」
「げ! 光太くん、まだいたの?」
どうやら玄関先で座りこんでいた光太くんを連れて帰ってきたオネエマン。
しばらくすると。
「ごめん唯衣。久しぶりにアンタと流川直人に会いたいっていうからさ」
「あ~~、唯衣ちゃんっ。お久しぶり~」
遊びにくることになっていた麻紀が祐二くんまで連れてやってきてしまって。
「なんのパーティだ」
「ご、ごめん……」
最後に帰ってきた流川がリビングを眺めてあ然とした。